無垢フローリングの住み心地は?

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カフェ

おしゃれなカフェや雑貨屋さんで、床を無垢フローリングにしているお店を最近よく見かけますよね。

和風にも洋風にもレトロにもモダンにも何でも似合っちゃう上に、素朴でナチュラルな風合いは居心地がよく、本物の木がかもし出す雰囲気は、インテリアをグッとレベルアップしてくれます。

だけど、ネットで検索すると否定的な話題も多く、本当のところは、どんな住み心地なのか、気になると思います。

調べていくうちに、難しく考えがちになってしまいますが、実際の住み心地について、感想や気になったことをお伝えしていきます。

一年通して、部屋を心地よくしてくれる無垢フローリング

私は約4年前、家を建てた時に床を無垢フローリングにしました。

1階部分は無垢フローリングで2階部分は合板フローリングです。

子どもが小さく、夜も布団を敷いて寝ており、一日の中の半分は、無垢フローリングの部屋で過ごしています。

暮らし始めて1年目の季節が一回りした時に感じたことをお伝えします。無垢フローリングの家の住み心地をイメージがしやすくなってくれたら嬉しいです。

 

1.夏にかけてのジメジメした時は?

さて、最近は気温と共に、湿度が高い日も増えてきましたね。

梅雨、湿気の上昇とともに、いろいろなモノのにおいが、良くも悪くも強くなってきます。

湿度の高い日、外から帰ってきてドアを開けると心地よい木の甘い香りが、ほのかに香ります。

さすがに4年経つと木のニオイが薄れるのと、慣れてくるのもあり、木のニオイを感じる事が少くなってきます。

また天然の木ですから、ある程度、湿気を吸ってくれる効果があります。

外の空気が気持ちの良い季節ですが、アスファルトの上を歩いているより、無垢の部屋で窓を開けているときの方が、さらりとして心地いい気持ちがします。

夏、サラサラと歩き心地がいい無垢フローリング。2階の合板フローリングの部屋は、歩くと、ベタベタします。

無垢フローリングにしていると素足で歩く事が必然的に多くなるのですが、素足で歩くと余計にサラサラとベタベタがよく分かります。

マメに拭き掃除をしても、すぐにベタベタします。

世の中にはいろいろな床材が販売されていますが、べたべたしない床となると、無垢フローリングかコルクか畳くらいでしょうか?

木やイグサなどの自然素材は、足の汗も受け止めてくれるのですね。

 

2.ワックスは?

さらには、素足で歩いているときに床につく汗や皮脂は、ワックスと同じように、無垢材の表面を保護する役割を果たしてくれるのです。少しですが、映り込みしてくるほどになったのです。

私は自然ワックスのフローリングで4年経ちましたが、2年に1回程度のワックスと、ごくたまにクリーナーで拭き掃除をする程度で、1年に1回ワックスを掛けないといけないといった必要性を感じていません。

ツヤツヤした床がお好みの方以外、とくにワックスがけを気にすることもないかもしれません。

 

3.秋の暗い夕方、家に帰ると昼間の太陽の暖かさが気持ちいい

合板フローリングも暖かくなるという点では同じかも知れませんが、無垢フローリングは、たとえ硬めの樹種でも柔らかなぬくもりを感じることができます。

太陽の暖かさが消える夜。無垢フローリングは、ほっこり暖かく感じます。

合板フローリングのように表面をウレタン加工でぴたっとコーティングされていない分、感触に奥行きを感じるのでしょうか。

コーティングされていないというのは、触って心地よいだけでなく、木の自然な呼吸を邪魔しないというメリットもあります。

ベタベタする夏もさらさっとしていたのはこのおかげですね。

秋になって空気が乾燥してくると、春から夏にかけて、呼吸することで湿気を含んでくれていた無垢フローリングも、水分量が減ってきます。

乾燥している時期に気づいたこととして一つ挙げるとすると、

フローリングとフローリングの隙間が夏よりも少し大きくなる点でしょうか?

足の裏で分かるほどではありませんが、うっかり食べ物をこぼしてしまい、隙間に挟まったのを、つまようじで掃除したことがありました。

ただ、木が呼吸することで、1年を通して膨らんだり縮んだりするものだと分かっていれば、びっくりすることもないですね。

 

4.冬、底冷えしない木のぬくもり

床

冬の底冷えは、足が痛くなるほどですよね。

合板フローリングしか知らなかった頃は、これが当たり前だったのですが、無垢フローリングの家で生活をするようになっての気づきです。

無垢フローリングは、部屋さえ暖めれば、スリッパをはかなくても寒くないということを初めて知りました。

床暖房みたいに触ると暖かいわけではないのですが、合板フローリングやクッションフロアなどの無機質な冷たさのように、ピリッとした冷たさはなく、ずっと足に優しいです。

そして冬といえば、年末の大掃除ですが、昨年末、床掃除をしたときに、今まで気づかなかったシミを見つけました。

 

5.汚れやメンテナンスは?

拭いてみたら、ジャムが落ちて時間が経ってしまったものでした。

長時間にわたって放置してしまったので、拭き取っても消せず、シミになってしまいました。

トホホと思ったのですが、そこは自然素材の包容力!

くっきり残っていたシミは、時間とともにだんだんと周りと馴染んできたのです。

約半年たった今となっては、パッと見てもわからないほどです。

こんな調子で、初めて無垢フローリングと過ごしたこの1年間の事を書いたみました。

とくに不便を感じることなく、むしろ見た目が美しく、さわり心地も気持ちもよく、部屋の住み心地は、とっても素晴らしいです。

普通に掃除機をかけ、お掃除シートで拭き、こぼしたら拭きとる。

お手入れについては、他の床と大差ないように思います。

 

まとめ

新築やリフォームで、床材を選ぶとき、せっかく無垢フローリングを知ったのに、馴染みが無い分、躊躇してしまう方もいらっしゃるようです。

たしかに、一口に「床」と言っても、フローリングの他にコルクやカーペット、塩ビタイルなど

たくさんの商品にあふれており、それぞれの生活環境に適した素材を選ぶことも大切です。

どの商品も、万能なものは無く、一長一短ですから、適材適所に取り入れればいいのだとも思います。

特に、普段のお掃除やメンテナンスのしやすさなど、現実的な部分が気になってしまいがち。

ただ、どんな商品でも一長一短なのならば、とびっきり気に入った「一長」を探して、デメリットを甘受するという考え方をすれば、床材選びがとっても楽しくなりますよね。

私は、無垢フローリングがとってもオススメですが、あなたは、どんな素材だと住み心地よく感じるでしょうか?

住み始めてからの生活を思い浮かべて、気持ちよく付き合える床を選び出せると、いいですよね。

 

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